足羽山公園に、母と父と風子とわたしでお出かけした。 秋のはじまり。 夏にはしっとり重たかった体が、秋になると頼りないほど軽くなる。風通しのよくなった自分の皮膚に触れると、これからくる季節への不安が脳内でBGMのように流れ続ける。 だけどいま、そのボリュームはほとんどゼロに近いくらいに絞られている。 季節が巡る仕組みを頭のなかで反芻するようになったから。 回ってるんだ。いまも。 たのしいおもいでが植えられたけど、きょうはもう眠いから、またいつか。 おやすみなさい。いい夢ばっかりみますように。
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雨がかんかん、音を鳴らして降りはじめた。これから一週間ほど、雨が続くらしい。 季節を締め切るみたいだな。そんなことされてないのに、何もかも地続きなのに、まだまだ知らないことがたくさんあるのに、わたしはわがままだな。 暑すぎると魚が死ぬ。海面が上昇して人々、生きものの住処が沈む。 そんなのは嫌なんだ。だから、すべてをすきになりたいのに。 風を愛せたら変わるかな。時の止まる瞬間を待つのをやめられたら変わるかな。 そうやって否定してみても、またすぐにバランスを崩すだけだから。 まぜまぜであることを認めなきゃ。わからないいまが、このあとずっと続くわけじゃない。 どうか、きもちよく、過ごしていますように。 祈っても、理想や「答え」の世界に住まわせても、わたしのためにしかならないと、気づかせてもらった。わたしの世界のあなたのことしかおもわない自分をやめたい。 ここにいないあなたが、きもちよく、過ごしていますように。 あなたがだいすき。雨になっても、だいすきだから、わたし、必ず叶う夢をもって生きてる。