葛の線路をいっしょに渡った。歩くところが、どんどん雨の散歩道になっていった。
車のなかを音楽が、酸素をいっぱいふくんだ銀色の水みたいに流れて、冷たくて、きもちよかった。
夢みたいだけど、これも、生活のつづきだね。