居候4日目。朝6時半ごろ、目が覚めて風光と散歩に行く。日陰にいると涼しくてまだまだ散歩できそうな気になってしまうけど、刻々と日向は拡がっているし、日差しは痛みを増していくから、30分ほどで帰る。庭で芝生を食べる風光に少しだけ付き合った。ほんとはもっと、風光と風を感じていたい。風光がいろんな匂いを嗅いで、腹を冷たい土や草にひっつけさせてあげたい。それをみていたい。
9時45分まで二度寝した。10時からDiscordのサーバーのユーザーたちと『スターウォーズ 帝国の逆襲』を観る約束をしてたから起きたけど、予定を変更して夜から観ることになった(でもそれも延長になった)。シンプソンズを2話ほどみて、居候先の住人と『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』を観る。
疲れた。まだカラオケボックスにいる。住人たちに連れられてカラオケに来たのだが、もう4時間経っている。「眠い」と言ったら「寝とき」と、ペットボトルで枕を作ってくれた。たまに口にソフトクリームを運んでくれる。5年前だったらこんなことしてもらえなかった。わたしも「眠い」なんて言えなかった。いまはまだ「帰りたい」って言えないけど、もしかしてまた5年経ったら「疲れた」って言えるようになって、10年経ったら「帰りたい」って言えるようになるかな。
インターネットで「カラオケ疲れた帰りたい」と言いまくったら、言葉や絵文字で労りのメッセージがもらえた。知り合いが作ったトートバッグに読めない文字が書かれていたので意味を聞いたら「中国語でインターネットやめろって書いてある」と言われたので、「絶対やめねえ」と返した。ミームなんだろうけどいやなもんはいやだから反発せざるを得ない。絶対なんてあんまり言いたくないんだけど、強い拒絶を示すために最近よく使ってしまうな。
風光は家で寝てるだろうな。風光と寝たい。