居候6日目。神戸から持ってきたpha著作の本を2冊とも読み終えてしまった。これでphaという人が書いた本を3冊読み終えたことになる。どれも、読んでてプレッシャーを感じない文章なのが助かった。現状を変えなければならない、もっと違うことを考えなければならない、人に会わなければならない、そういったものをなにひとつ受け取らなかった。1ヶ月ぐらい前、いまよりもっと落ち込んでいたときにも、phaの文章は読めた。『ニートの歩き方』では「ひとりだち」せずに他者となんとなく支え合ってなんとか歩いたり、歩くのもやめてとりあえず寝る場所をつくる生活の仕方を提示してもらった。『がんばらない練習』を読んでるとき、わたしは自分のいやなところをみつけることに体力を吸われていたが、同じように己のだめなところを生活の節々からみつけてはつまんでながめるphaの文章が枕元にあるだけで、かなり救われた。淡々と落ち込むことができた。『ひきこもらない』では知らない人の外出を想像をさせてもらえた。読んでる間、外に出たい、外に出なきゃと思わされることはなかった。
また神戸に戻ったら図書館に本を返して、まだ読んでないphaの本を借りてこよう。