ひし形に組まれたわたしの脚のなかへ子犬が一匹入って眠った。そこへもう一匹子犬がやってきてわたしと元いた子犬に重なるようにして眠った。しばらくするとまた別の子犬がやってきて、ひし形の外枠に沿って伏せた。
わたしの脚が3割痺れはじめていたから、そっと子犬の脇に手を入れて一匹ずつ出した。