深いみどりへ

深いみどりをのぞきこんで
きみのまなざしを思い出すよ
ここにきみはいないが
きみはぼくのこころに寄り添おうとして
船を漕いでくれるだろう
それがいまでなくともかまわない
ぼくは 深いみどりに手を入れて
うでを するすると入れて
きみからのまなざしを思い出している