部屋のなかで、虫をみた。羽をつかって、飛んでるんだとおもう。わたしにだけ、みえるんだったら、いいのに。うっとおしくて、おかしくって、けらけら、わらっちゃうんだろうな。

なんかいも、横切って、うえへうえへあがるきみ! かなしい夢から、ひとりきり、ほっぽりだされたとき、暗がりに、きみがとんでいたら、どんなにうれしいだろう。

みんなには、まだ、みつかっていないみたい!