先生(ほんとはこんなふうに呼びたくないのだ。だけどいまはこれしかおもいつかない)から、写真が送られてきた。晴れた日の、透きとおった夕空の写真。桃色と水色と金色がまじった、波の色。浸かったら、あまいお酒になっちゃいそう。
ビデオも送られてきて、誰かの口笛が、音にはいっていた。あいかわらず、おおげさなのだ。

先生は、携帯写真家らしい。今日は三国祭りだったみたいで、祭りと先生は、ひっついたまんまだ。